情報提供と受診のご案内
コロナワクチン接種後の体調不良でお困りの方へ
本ページは、新型コロナワクチン接種後に続く体調不良(いわゆる「接種後の遷延する症状」)についての 中立的な情報提供と、当院での診療の流れをご案内するものです。 症状の種類や経過には個人差があり、定義や診断基準は国内外で検討が続いています。 行政は副反応や健康被害に関する情報を継続的に収集・評価しています。
よくみられるご相談例
- 倦怠感・疲れやすさ、頭痛、睡眠の不調(入眠困難・中途覚醒)
- 不安感・気分の落ち込み、集中しづらさ
- 動悸・胸部不快感、息苦しさ(循環器内科での評価が必要な場合あり)
- 皮膚症状、関節痛・筋肉痛 など
※ 検査で明らかな異常が見つからないこともあります。必要に応じて他科と連携し、身体・心理の両面から評価します。
当院でできること
- 丁寧な問診と経過整理(接種歴・発症時期・既往・服薬・生活リズム)
- 睡眠・不安・抑うつなど精神科領域の治療(薬物は可能な限り最小限、漢方や生活指導を併用)
- 就労・就学支援に関する文書作成(必要時)
- 必要に応じた他科紹介(循環器・内科・皮膚科など)
- 公的支援制度の情報提供(健康被害救済制度 等)
受診前にご準備ください
- 接種歴がわかるもの(接種記録書・接種証明の写し など)
- 症状のメモ(いつから/どんな時に強いか/困っていること)
- これまでの検査結果・紹介状(お持ちの方)
初診は完全予約制です。 Webまたはお電話でお申し込みください。
受診の流れ(初診)
- 予約:お電話
- 事前質問:簡単な問診フォームにご回答
- 診察:症状の聞き取り・必要な確認
- 方針相談:睡眠・生活・薬物のバランスを一緒に検討
- 他科連携:胸痛・息切れなどは専門科での評価をご提案することがあります
費用の目安
保険診療:初診 {INSURANCE_FIRST_VISIT_EXAMPLE} 円前後/再診 {INSURANCE_FOLLOWUP_EXAMPLE} 円前後(自己負担)
自費:予約料(選定療養費) 2,000 円、文書料 {DOCUMENT_FEE_RANGE} 円 ほか
公的な相談・救済制度のご案内
- 厚生労働省・新型コロナワクチン Q&A(副反応・遷延する症状 等): 公式ページ
- 予防接種健康被害救済制度(申請先:お住まいの市区町村): 制度概要
- 副反応等の相談窓口(都道府県・市区町村): 都道府県の窓口例/ 市区町村の窓口例
※ 制度の対象・手続きは接種時期や接種の種類で異なります。詳細は厚生労働省や自治体の公式情報をご確認ください。
情報の取り扱いについて
- 学会・行政等が公表する情報を踏まえ、最新の知見を継続的に確認しながら診療します。
- 本ページは特定の治療法・製品の優劣を宣伝するものではありません。
- 体験談や雑誌記事等の引用は、誤解を招くおそれがあるため掲載していません。
(参考)ワクチンの種類についての一般情報
自己増幅型mRNA(sa-mRNA)を用いた新型コロナワクチン(例:コスタイベ筋注用/ARCT-154)など、 ワクチンの安全性・有効性は国の審査や接種後の評価の枠組みで監視されています。 詳細は厚生労働省や製造販売業者の公開資料をご参照ください: メーカーの情報 ほか。
受診に関するお願い(院内ポリシー)
当院の診療体制上、急性の胸痛・強い息切れ・失神など 緊急性が疑われる症状は対応外です。救急受診または循環器・総合内科の受診をご検討ください。
また、接種後症状の専門的検査や治療が必要と医師が判断した場合は、適切な医療機関へご紹介します(紹介状を作成します)。