ケース6:誤診から適切な治療へ

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私はある日、突然の出来事をきっかけに記憶障害や行動の変化を経験しました。その日、交際相手との口論が原因で大きく取り乱し、突然、漢字が読めなくなったり、箸を持つことができなくなったりしました。家族のことも認識できず、まるで子供に戻ったような感覚でした。

最初に受診したクリニックでは、特に診断名は伝えられず、リントン(ハロペリドール:抗精神病薬)が処方されました。処方された薬を服用すると呼吸が苦しくなりました。しかし、その症状を訴えても「頓用でもよいから継続して服用するように」と言われました。その対応に不安を感じた私は、別の医療機関*でセカンドオピニオンを受けることにしました。

セカンドオピニオンの結果、当初の診断とは異なり、「解離性障害」の可能性が指摘されました。さらに、専門的な治療が必要であることから、大きな病院での診察を勧められました。私はそこで初めて、自分が誤った診断を受けていたことに気づきました。

その後、専門の医療機関を受診し、適切な治療を受けることができました。今振り返ると、初めの診断をそのまま信じていたら、適切な治療を受けられず、症状が悪化していたかもしれません。自身の症状に疑問を感じたら、迷わずセカンドオピニオンを受けることの重要性を、私の経験を通して伝えたいと思います。

別の医療機関*:当クリニック