私の治療は・・・

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「脱・薬物療法」

できる限り薬の治療に頼らず、頭痛薬のように時々服薬することで対応出来るような治療を目指しています。慢性的な病気に関しては、長期に渡り服薬、薬物療法を継続しなくてはなりません。それでも最小限の服薬で対応する工夫を繰り返しています。減薬、休薬することはなかなか難しいことではございますが、一緒に協力しながらその目標に向かっていくことを常に考えています。

共に治療を進めていくことを理解いただける方と「脱・薬物療法」を実践していきたいです。

終診をめざして

現在の精神医学では長期間治療が必要な疾患があります。それでもいつしか、服薬せずとも安定した生活を送ることができることを目指しています。

誤診の恐ろしさ

高校生から20代前半の方で統合失調症と誤診された方がしばしば相談にこられます。
確かに統合失調症の発症年齢は10代後半から20代前半ですが、安易に統合失調症の診断を下すのは危険だと考えます。その診断を元に抗精神病薬が処方されるのは更に危険です。

2003年松山市にある味酒心療内科の笠陽一郎先生が、「毒舌セカンドオピニオン」というウェブサイトを開設されました。そこで、発達障害傾向のある若年者が統合失調症と誤診されている症例を多数報告されていました。当時から統合失調症の診断に関して疑問を感じるケースをいくつか経験していたので、笠先生の考えに強く共感しました。その後、2008年に「精神科セカンドオピニオン」という書籍も発刊され、15年以上経過していますが、未だに統合失調症の誤診は後を絶ちません。

統合失調症と誤診され、不必要な抗精神病薬を服用し、困っている方がいらしたら一度相談にいらして下さい。